【こまち&りんの部屋】オカメインコとヨウムの日々

          〜オカメインコの「こまち」とヨウムの「りん」

ギャル達のお食事(グルメと健康の挟間)

こんにちは。こまちの父ちゃんです。

 

「美味しいものは脂肪と糖でできている」

 

突然ですが、某CMのキャッチコピー、「そうだよな〜」と妙に納得します。

 

ですが今回、私たち人間の食事の話ではありません。我が家のオカメインコヨウムのお嬢さん方の食事についてです。

 

以前にも少し、先住オカメインコ「こまち」の食事について色々と試行錯誤してきたお話しさせて頂きましたが、今回はシード食とペレット食のお話です。

woodwin.hatenablog.com

 

■シードかペレットか

飼い鳥としてのインコやオウムに与える主な食事としては大まかにはシード(種子)類か加工食のペレットという事になると思いますが、どちらを食べさせるかは飼い主様の考え方や鳥さんの個々の好み、性格などの理由も含め、色々と悩ましいところも多いのではないでしょうか。

 

このシードかペレットかの問題については様々な意見がありますし、それぞれにメリット、デメリットがあり、単純にどちらが良いというのも難しいところかと思います。

 

ただ、獣医さんなどにシードかペレットかを聞けば、十中八九、ペレットにした方が良いと言われるのではないかと思います。これはペレットがインコに必要な栄養をバランス良く配合した総合栄養食だからでしょう。

 

このため、シード食からペレット食へ切り替える飼い主様も多いと聞きますし、その切替えで苦労されるケースも良く聞く話です。

 

■みんな大好き、シード食

シードは元々インコ達の主食の一つですし、基本的にはオカメインコヨウムは皆大好きで普通に良く食べてくれるのではないでしょうか。ただ、シードだけではどうしても栄養バランス的に偏ってしまい、カルシウムやビタミン、ミネラルなどを副食やサプリなどで補ってやる必要があります。

また、シード類にも色々あり、オカメインコヨウムが好んで食べるひまわり種などは高カロリー高脂質で、こればかり食べさせていると、肥満や病気につながる事もあるそうで、常食にするのは良くないと言われます。

 

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シード(種子)ご飯を食べるこまちさん

(2度目の換羽を迎え、顔や首周りが筆毛だらけのこまちさん、顔シワシワに見えますね^^; )

 

■栄養バランスのペレット食

一方、ペレットは人工の加工食で、鳥さんに必要な栄養素がバランスよく配合され、基本的にはこれだけで栄養バランス的には問題はないと言うものが多いと思います。ですので完全にペレット食化できていれば、食事における栄養不足や栄養バランスの偏りを気にしなくて済みます。ですが、ペレットの場合、鳥さんによってはあまり好んで食べない子も多くいる様ですね。このあたりは個体差もあると思いますが、間違いなくシードに対する食い付きには及ばないと思います。

 

普段、ペレット食メインでも、病気などであまり餌を食べてくれない時にはシードを与えると言う飼い主さまのお話を聞いたことがありますが、これはなんとか少しでも食べて欲しい時に、シードの方が「食い付き」が強いからに他ならないからでしょう。

 

シードが嫌いと言うオカメインコヨウムはあまり聞きません。

やはり元々野生下で種子類や穀物類を主な食事としているような鳥さんにとって、殻や皮を剥きながら食べるシード類は楽しく美味しい食事なのでしょう。

 

■鳥さんの食事の楽しみ

食事の楽しみは人間にとっても大切なものですよね。

これは鳥さんにとっても言える事ではないでしょうか。むしろ人間より普段の生活における楽しみの中で食事が占める割合は大きいかもしれません。

 

と言う事で、我が家のお嬢さん方の食事については、栄養面と嗜好面の両方とも享受してほしいと言う思いから、シード、ペレットのハイブリッドという事にしました。

 

と言っても、これら両方を混ぜた餌を与える訳ではありません。そうすると好きなシードばかり摘んでしまい、ペレットを食べません。

我が家では朝夕の2回に分けて食事を与えますが、朝はペレットのみ、夕方はシードのみの食事にしています。

 

■ハイブリッド化への対応

両方混ぜたものを与える訳ではないと言いましたが、まず第一段階としてはシードとペレットを混ぜた食事を与えるようにします。この時、基本、ペレットは食べてくれませんが、それで良いのです。

 

シードを食べつつ、同じ餌に入っているペレットの色や形、匂いなどに慣れ、食べ物として認識してもらう事が目的です。

 

一週間ほど様子を見て、ペレットを摘んだり突いたりしているだけでもOKなので、朝の食事をペレットオンリーにしてみます。夕方はシードのみの食事を出します。

この方式にすると、初めはペレットをほとんど食べない期間があり、体重も一時的には減ります。少し可哀想になりますが、体重も確認しながら、心を鬼にして様子を見ていきます。二週間以上ペレットを食べなかったり、体重が激減する様であれば中断する事も視野に入れながら、忍耐強く見守ります。

 

オカメインコ「こまち」の場合

先住オカメインコの「こまち」はこの方式に切り替えた直後、数日間(一週間近く)は朝のペレットにはほとんど手をつけず、クチバシで摘んだり突いたりする程度でしたが、夕方の食事はシードなのでガッツリ食べてますし、副食(おやつ)として、1日1回、粟穂を与えてましたので凌げてました。(それでもやはり体重は一時的に減りました)

そして一週間程度経ったある朝から突然、ポリポリと食べるようになったのです。

 

今ではこのサイクルでペレットも食べますし、体重も安定しています。

ただ、こまちはハッキリした性格なので、ペレットとシードの食い付き方は明らかに違いますが^^;

 

夕方のシードご飯が出てくる直前になるとサイドステップで踊りながら待っており、入れた瞬間から貪り食い、顔も上げずひたすら食べ続け、一息つくと「ピヨー!」などと満足げな声をあげ、また食べると言った具合です(笑)

 

↓↓ 踊るこまちのお話はこちら

woodwin.hatenablog.com

 

ヨウムの「りん」は?

一方、新入りヨウムの「りん」は丁度、シード、ペレットの混合餌を一週間ちょっと続けた後、朝をペレットオンリーに切り替えたところです。

 

いつも朝一番、新しい餌箱がセットされるのを待っていて、餌箱を入れるそばから足をかけて食べようとします。ですが、ペレットオンリーの餌箱を見た時、悲しそうな表情で見上げ、何かを訴えるような声でゴニョゴニョと謎の言語を喋ってました^^;

 

「これじゃないんですけど〜(´ε`;)」って感じですかね。

 

可哀想でしたが、心を鬼にして様子を見ていたら、食べましたよ、ボリボリと!

切り替え初日から!

 

↓↓ ペレットを食べるヨウムの「りん」

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手掴み食いもしますよw
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この日、午前中に何度かボリボリとペレットを食べ、嫌がっている気配もなかったのですが、午後になると餌箱の中を覗いては悲しい声を出し見上げると言う事を繰り返してました。^^;

ちょっと、罪悪感に囚われてしまいますが、ここは我慢ですw。

 

「そんな目で見ないでくださいよ、りんちゃん!」

 

夕方の食事をシードオンリーでセットすると、それはもう嬉しそうに貪っていました(笑)

 

そりゃ、そうですよね!

 

でも、ペレットもしっかりと食べたので、切替初日としては大成功という事でw

 

「りん」にもこのパターンに慣れてもらうべく、明日以降もこの方式を継続し、様子を見たいと思います。ある程度、ペレットの食いが良くなってきたら、夕方のシードからは高カロリーなひまわり種などをなくす予定です。

(「りん」はお迎えして間も無い事や、差し餌から一人餌切り替わったばかりである事から、不慣れな環境で食事が激減する事を防ぐため、ひまわりなども多く入れています。)

 

■終わりに

今回ご紹介した食事(ペレットとシードのハイブリッド)についてはあくまで、我が家の考え方であり、必ずしもこれが正解というものではありませんが、一つの例としてご参考にして頂けたら幸いです。

 

 

またね!(byこまち)

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